南亭駄樂の「柿愁庵雑記」

2011年1月 4日

メディアウォッチング 「情報公開時代」にプライバシー保護は可能か:南亭駄樂

 Wikiリークスの米政府秘密文書暴露は世界に衝撃を与え、秘密を公開された国の困惑や米国への非難、創設者の拘束などを含め、騒動は収まりそうにない。この"事件"は情報社会の特性をよく表している。すなわち、現代社会では情報は秘匿しておくことがきわめて難しく、公開が原則になるということだ。このことは警察庁の国際テロ協力者リストの漏洩事件や尖閣列島ビデオ公開問題をみてもよくわかる。
 インターネット時代になって危惧されることに、権力の情報操作と個人情報の漏洩の問題がある。前者に対しては、権力側の都合の悪い情報を徹底的に公開させる必要がある。そのことこそが国民が主体的に政策を選択するときの基本的な必須条件となる。
 では、情報の秘匿が不可能な時代になり、プライバシーを侵害する情報や反社会的な情報も氾濫する時代にその弊害に対する防衛策はありうるのだろうか。

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