2010年12月25日
コラム「風」「知行合一」と宮本常一:嶋村初吉
作家、司馬遼太郎の「司馬史観」が巷間で云々されている。司馬が称える明治の精神は、日本の近代化の布石が築かれた輝く時代である。NHKで放映されている「坂の上の雲」で描かれる、世界最強の海軍・バルチック艦隊を撃破した日露海戦(対馬沖海戦)は、日本の存在感を世界にアピールした画期となった。しかし、その戦勝を誇るおごりから、アジア侵略の牙が研がれていったことは否定できない。明治はそれほど称えられ、後世の日本人が学ぶべき対象なのか。論点は、そのようなところにある。
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