2010年11月28日
沖縄県知事選 仲井真弘多氏が当選 ! :Toyozato tomoyuki
第11回沖縄県知事選は11月28日、投票が行われ、無所属現職の仲井真弘多氏(71)=自民党県連、公明、みんなの党推薦=が2期目の当選を確実にした。
2012年3月末の沖縄振興計画終了を控え、「沖縄21世紀ビジョン」に基づく新たな計画策定に向けた路線継続が支持されたようだ。
「県外」を主張する仲井真弘多氏。
「国外」を主張する伊波洋一氏。
県内移設反対で両県知事候補の争点がぼやけた感が若干あった。
大接戦の選挙の末に基地撤去以外の政策の沖縄県民の理解を得たのは仲井真弘多氏だった。
だが沖縄県知事就任後の仲井真弘多氏を突き動かしていく今後の沖縄民衆の意志が重要になってくるだろう。
QABの報道で名護市辺野古住民のお婆さんが選挙で負けても(辺野古に)基地は造らせないと言う。
沖縄の基地撤去運動は、選挙という所謂言葉の闘いだけではない。
辺野古の新基地建設に対しての非暴力の阻止行動という民衆の抵抗運動が今現在も続いている。
それを擁護すべく伊波洋一氏の主張に賛同した多くの票を死に票にしてしまいそうだ(297,082票)。
ただ両候補者の主張に違いはあったものの仲井真弘多氏は第11回沖縄県知事選当選直後のインタビューで「米軍基地は沖縄だけを守っているのではない。日本全体、しいてはアジア圏内を守っているのだから沖縄だけに74%もの基地負担の現状を変えないといけない」という趣旨の弁を語る。
そう沖縄と日本本土、しいてはアジア圏内の平和に対する連帯の輪が広がってほしい。
だが現実は北朝鮮に対抗するように米韓軍事演習がなされるようだ。
今回の北朝鮮と韓国の戦争ともいいたくなる緊張状態が少なからず沖縄県知事選においても影をおとしているように私は思える。
伊波洋一氏の米軍基地を国外撤去の主張への沖縄県民の大部分への共感にいたらなかったのも内外の有事をアメリカ軍に守ってもらうというある種異常な戦後日本人のアメリカ頼みの依存心による。
勿論ウチナーンチュ(沖縄の人)全体がアメリカへ依存した軍隊容認派に成りかけているとは一概には言えない。
私の考えを言うなら国外への基地撤去でも困る。
武器がある処で戦は勃発する。
沖縄戦の悲劇も日本の右傾化の波に呑み込まれたことにより沖縄に軍隊があったからなのだ。
捨石にされた苦い経験を持つ沖縄だからこそ基地の国外移設ではなく基地の無条件撤去を求めてほしかった。
日米韓の軍事演習などを繰り返し世界の警察官としてのアメリカの威信を守ろうとすればするほど北朝鮮や中国への脅威を煽り続けるだろう。
武器や軍隊があるからこそ第二の沖縄戦の悲劇をアジア圏内で繰り広げかねない。
基地の島・沖縄の現状を変えることが仲井真弘多沖縄県知事にはできるか、ではなく沖縄民衆しいては日本全体の民衆が在沖米軍基地の在り様を再考すべき転機を迎えているのではないだろうか。
とはいっても普天間問題の火中にある宜野湾市長選挙は、革新政権を維持した。
伊波洋一前宜野湾市長の知事選出馬に伴う宜野湾市長選挙が11月28日、投開票され、新人で前副市長の安里猛氏(58)=無所属、社民、共産、社大推薦=が元自民党衆院議員の安次富修氏(54)=無所属、自民、公明推薦=を破り初当選を確実にした。
普天間問題の火中にある宜野湾市民からの声をぜひとも日本全体へ浸透することを願って止まない。
2010年11月28日 23:14
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